長野県支部、鹿児島蒸留所見学ツアー。~マルス津貫蒸溜所~

2024/03/10 活動報告

開催日:2024年・2月4日(日)
見学場所:本坊酒造株式会社、マルスウイスキー津貫蒸溜所
参加人数:19名
内容:ツアー初日午後の見学で訪れました、今回の見学勉強会のメインとも呼べる津貫蒸溜所。3年前までは信州駒ヶ岳蒸溜所の所長でもあられて長野県支部が大変お世話になりました、現津貫蒸溜所所長の折田様自らの熱烈な歓迎を受け、チーフブレンダーの草野様と共に施設内を案内して頂きました。先ず蒸溜所のシンボルでもある「旧蒸留棟」を見学。
内部は本坊酒造のヒストリーミュージアムとなっており、1872年の創業からの足取りを説明して頂き、2016年の蒸溜所開設までを学びました。また、通常見学だと1階部よりしか見る事出来ない旧連続式蒸留機ですが、特別に2階部まで上げてもらい上部構造を間近に見せて頂きました。その後いよいよ現蒸留所棟の見学へ。使用する大麦麦芽量やポットスチルの1日の生産量等の説明を受け、樽の貯蔵庫へ。中でも印象的だったのが津貫蒸留第一号樽が見れたことでした。少し液漏れしている部分を嗅がせてもらう事が出来、津貫蒸溜所の歴史第一歩の芳醇な香りに触れられ参加者一同感激していました。また、普段は立ち入る事が出来ない石蔵樽貯蔵庫や、ブレンダールーム、樽のリメイク工程などを見せて頂き、次は本坊家旧邸をショップと併設バーに改築した「寶常」でのテイスティングタイム。ここでは津貫蒸溜所熟成の3種類の原酒を飲み比べたり、併設バーでの蒸溜所限定ウイスキーなどを楽しみました。歴史ある寶常家の美しい庭を眺めながら傾けるグラスは最高で、研修である事を忘れてしまいそうになる程の至福のひと時となりました。
楽しく詳しい説明をして頂きました、折田所長様、チーフブレンダーの草野様、長野県支部の為特別なご配慮くださり有難う御座いました。また、素敵な懇親会を設けて頂きまして一同心より感謝申し上げます。

蒸溜所シンボルをバックに折田様、草野様を囲んで集合写真

折田所長より本坊酒造のヒストリーを学ぶ

使用大麦の粉砕工程

静かに眠っている樽たち

津貫1号樽

寶常家にて真剣にテイスティングを楽しむ一同